イチネンホールディングス(9619)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
当期利益は、前年度に特別利益で負ののれん発生益を計上した反動で減益です。
以下は長期の業績推移となります。
同社の決算説明資料から業績動向を確認します。
まず、セグメント別の売上高です。
主力の自動車リースは契約台数が前期比+2.9%増の84,574台に伸びる等、まずまず堅調でした。
当期は、自動車補修部品卸の㈱アクセスと、遊技機部品製作の㈱浅間製作所のM&Aを実行しており、該当する機械工具販売事業と合成樹脂事業の増収率が大きくなっています。
一方、関西圏を中心に駐車場運営を行うパーキング事業は、消費税増税後の景気落ち込みと新型コロナ感染拡大の影響を受け、伸び悩みました。
次にセグメント別の営業利益です。
新型コロナウイルスの影響を受けたパーキング事業が減益となり、機械工具事業も計画には届きませんでしたが、その他の事業は比較的健闘しました。
また、来期の業績予想は未定。
パーキング事業や機械工具販売事業の見通しは怪しそうですが、本業は手堅くリーマンショック期にも大崩れしなかった企業ですので、経済の回復が早ければ打撃は薄いのではないかと期待しています。
10年で売上高は2.5倍、一株利益(EPS)は3倍。これでPERは6倍ちょいなので、まぁ割安ではあると思います。
最近は本業とかけ離れたM&Aを実施する傾向があるので、その点が不満ですねぇ
1.決算概況
売上高は+12.5%の増収、営業利益は+9.6%の増益となりました。当期利益は、前年度に特別利益で負ののれん発生益を計上した反動で減益です。
以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
イチネンホールディングスは、国内のオートリース市場で2~3%のシェアを有する中堅リース事業者です。オートリースの安定した利益を原資として、自動車用ケミカルやパーキング等の関連分野への進出・M&Aで業績を伸ばしています。同社の決算説明資料から業績動向を確認します。
まず、セグメント別の売上高です。
主力の自動車リースは契約台数が前期比+2.9%増の84,574台に伸びる等、まずまず堅調でした。
当期は、自動車補修部品卸の㈱アクセスと、遊技機部品製作の㈱浅間製作所のM&Aを実行しており、該当する機械工具販売事業と合成樹脂事業の増収率が大きくなっています。
一方、関西圏を中心に駐車場運営を行うパーキング事業は、消費税増税後の景気落ち込みと新型コロナ感染拡大の影響を受け、伸び悩みました。
次にセグメント別の営業利益です。
新型コロナウイルスの影響を受けたパーキング事業が減益となり、機械工具事業も計画には届きませんでしたが、その他の事業は比較的健闘しました。
また、来期の業績予想は未定。
パーキング事業や機械工具販売事業の見通しは怪しそうですが、本業は手堅くリーマンショック期にも大崩れしなかった企業ですので、経済の回復が早ければ打撃は薄いのではないかと期待しています。
3.まとめ
いかんせん地味な会社ですが、連結営業利益は当期で17期連続の増益となりました。10年で売上高は2.5倍、一株利益(EPS)は3倍。これでPERは6倍ちょいなので、まぁ割安ではあると思います。
最近は本業とかけ離れたM&Aを実施する傾向があるので、その点が不満ですねぇ
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