飯野海運(9119)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
以下は長期の業績推移となります。
当期のセグメント別の業績動向を確認します。
まず、外航海運事業については、売上高683億91百万円(前年同期比+5.4%増)、営業利益6億51百万円(同+11.8%増)となりました。
船種別に見ると、LPG船・ケミカルタンカーが市況改善により好調、オイルタンカーが入渠費用の増加により、ドライバルクが市況低迷により減益となりました。
次に内航・近海海運事業については、売上高92億44百万円(前年同期比▲1.1%減)、営業利益5億70百万円(同▲38.5%減)と減収減益でした。
入渠費用の増加によって減益となったようです。
最後に不動産事業ですが、売上高116億67百万円(前年同期比+9.4%増)、営業利益27億55百万円(同▲15.8%減)と減益でした。
主力の飯野ビルでテナントの移転により空室が発生したこと、空室時にLED照明への入替工事を実施したことにより減益となったようです。
なお、2020年5月末に後継テナントの入居が完了する見込みのようです。
こういう数値目標は画餅に終わることも多いのですが、2022年度には、当期純利益で現状の2倍(70~80億円)を目指す内容です。
株主還元についても説明があります。
来年度から、連結配当性向30%を基準とした業績連動の配当に切り替えるようですね。
中計の利益目標を達成できたとすれば、配当金も現状の倍くらいに増加する見通しです。
飯野海運の他記事はこちら
1.決算概況
売上高は+5.1%の増収、営業利益は▲16.8%の減益となりました。以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
飯野海運は、外航海運・内航海運業と不動産業を併営する中堅海運会社です。当期のセグメント別の業績動向を確認します。
まず、外航海運事業については、売上高683億91百万円(前年同期比+5.4%増)、営業利益6億51百万円(同+11.8%増)となりました。
船種別に見ると、LPG船・ケミカルタンカーが市況改善により好調、オイルタンカーが入渠費用の増加により、ドライバルクが市況低迷により減益となりました。
次に内航・近海海運事業については、売上高92億44百万円(前年同期比▲1.1%減)、営業利益5億70百万円(同▲38.5%減)と減収減益でした。
入渠費用の増加によって減益となったようです。
最後に不動産事業ですが、売上高116億67百万円(前年同期比+9.4%増)、営業利益27億55百万円(同▲15.8%減)と減益でした。
主力の飯野ビルでテナントの移転により空室が発生したこと、空室時にLED照明への入替工事を実施したことにより減益となったようです。
なお、2020年5月末に後継テナントの入居が完了する見込みのようです。
3.まとめ
決算と合わせて新たな中期経営計画を公表していました。こういう数値目標は画餅に終わることも多いのですが、2022年度には、当期純利益で現状の2倍(70~80億円)を目指す内容です。
株主還元についても説明があります。
来年度から、連結配当性向30%を基準とした業績連動の配当に切り替えるようですね。
中計の利益目標を達成できたとすれば、配当金も現状の倍くらいに増加する見通しです。
飯野海運の他記事はこちら
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