ホクリヨウ(1384)|20年3月期ざっくりレビュー

ホクリヨウ(1384)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+5.1%の増収、営業利益は▲9.0%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

ホクリヨウは北海道・東北エリアを拠点とする鶏卵大手です。

地元の北海道では養鶏場の買収を積み重ねて、生産シェア50%を有するガリバー。足元では、相場に左右されにくい特殊卵の拡大や、液卵・温泉卵といった加工卵の育成を進めつつ、東北地区の鶏卵農場を買収することで、本州への進出を進めています。


業績に大きな影響を与える鶏卵価格について見ると、ここ1~2年ほど供給過剰によって相場が大きく下落していましたが、業界の生産調整の努力もあって、2019年末頃から持ち直してきています。
出典:JA全農たまご 相場情報

これによって、ホクリヨウの業績も3Qには黒字転換しました。

3.まとめ

僕は、鶏卵価格の回復と3Q単体での営業黒字化を見て、「業績回復が見込める」投資したのですが、ただ、新型コロナの影響もあって、業務用途の売上が低迷、思っていたほどのペースでは利益が戻ってくれませんでした。

うーん、やはり市況銘柄への投資は難しいですね。

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