ハマキョウレックス(9037)|20年3月期ざっくりレビュー

ハマキョウレックス(9037)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+5.7%の増収、営業利益は+2.8%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

ハマキョウレックスは、独立系の3PL(サードパーティ・ロジスティックス)の大手企業であり、「日々決算」「全員参加」「コミュニケーション」の3点を軸にした現場力・コスト競争力に定評があります。

同社の事業セグメントは、物流センターの運営事業と貨物自動車運送自動車業の二つに分かれています。

まず、物流センター運営事業については、営業収益685億95百万円(前年同期比+11.6%増)、営業利益75億34百万円(同+14.6%増)と増収増益でした。
新規受託した物流センターが順調に稼働したことや、前期・当期のM&A効果もあって、堅調な業績となりました。
なお、運営する物流センターの総数は前期比+2件の117センターとなります。

もう一方の貨物自動車運送事業については、営業収益538億76百万円(前年同期比▲1.1%減)、営業利益26億48百万円(同▲20.4%減)となりました。
物量の減少と配達に係る外注費の増加に伴い減益となった模様です。

3.まとめ

増収増益で着地し、連続増配年数も14年に伸びるなど堅調な業績でした。

ハマキョウレックスの物流センター事業の取扱品目は、おおむね食品が3割、アパレルと医療・医薬が1/4ずつ、雑貨が15%くらいといった構成になっています。

アパレル業界は外出自粛の影響を受けて足元で大きく落ち込んでいますので、来期業績で懸念される点はここら辺ですかね。

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