理研計器(7734)|20年3月期ざっくりレビュー

理研計器(7734)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+5.0%の増収、営業利益は+14.8%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

理研計器は産業用ガス検知器の大手企業です。

産業用ガス検知器市場は、世界では2,500億円くらいの市場規模があると言われており、理研計器は、米・ハネウェル、独・ドレーゲルに次ぐポジションにあります。センサーの交換や校正といったメンテナンス需要があるため、不景気でも業績が落ち込みにくい点が特徴です。

製品分野ごとに当期の業績を見ると、定置型ガス検知器は売上高215億14百万円(前年同期比+4.8%増)と増収。中国・台湾等で半導体業界等の設備投資が底堅く推移したこと、国内では原子力発電所や製鉄所向けの大型案件が寄与したようです。

もう一方の可搬型ガス検知器も、売上高95億51百万円(前年同期比+7.9%増)と堅調。こちらは、2019年4月に発売した新製品が好評だったようです。

3.まとめ

キャッシュが有り余ってるので、増配とか自社株買いを検討して欲しいですね。何卒何卒。

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