上村工業(4966)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
以下は長期の業績推移となります。
長年の利益の積上げで財務状況がしっかりしており、キャッシュリッチかつ、含み益のある賃貸不動産も保有しています。
当期のセグメントごとの経営成績を見てみます。
めっき薬品等を扱う「表面処理資材事業」については、売上高385億49百万円(前年同期比▲2.6%減)、セグメント利益63億93百万円(同▲18.5%減)と不調でした。
需要分野で見ると、車載向けは堅調に推移したものの、ハイエンドスマートフォン向けが需要減少の影響を受けたようです。
めっき加工用の機械を扱う「表面処理機械事業」については、売上高74億34百万円(前年同期比+40.2%増)、セグメント利益7億40百万円(前期は▲64百万円の損失)と対照的に好調でした。
電子部品メーカーや自動車部品メーカーが設備投資に積極的な姿勢を見せたようです。
ここ数年は自社株買いにも積極的な姿勢を見せてくれているため、引き続きホールドで問題ないかなと考えます。
1.決算概況
売上高は+0.5%の増収、営業利益は▲8.2%の減益となりました。以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
上村工業は、プリント基板や電子部品向けのめっき薬品を製造する企業です。長年の利益の積上げで財務状況がしっかりしており、キャッシュリッチかつ、含み益のある賃貸不動産も保有しています。
当期のセグメントごとの経営成績を見てみます。
めっき薬品等を扱う「表面処理資材事業」については、売上高385億49百万円(前年同期比▲2.6%減)、セグメント利益63億93百万円(同▲18.5%減)と不調でした。
需要分野で見ると、車載向けは堅調に推移したものの、ハイエンドスマートフォン向けが需要減少の影響を受けたようです。
めっき加工用の機械を扱う「表面処理機械事業」については、売上高74億34百万円(前年同期比+40.2%増)、セグメント利益7億40百万円(前期は▲64百万円の損失)と対照的に好調でした。
電子部品メーカーや自動車部品メーカーが設備投資に積極的な姿勢を見せたようです。
3.まとめ
新型コロナの影響でしばらく業績が落ち込むでしょうが、めっき薬品は模倣がされにくく、消耗品であるため工場が稼働すれば一定の需要が発生するため、製造業としては相対的に業績の安定している会社です。ここ数年は自社株買いにも積極的な姿勢を見せてくれているため、引き続きホールドで問題ないかなと考えます。
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