日本化学産業(4094)|20年3月期ざっくりレビュー

日本化学産業(4094)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲10.2%の減収、営業利益は▲13.9%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

日本化学産業の事業は、めっき薬品や二次電池材料の受託加工を行う「薬品事業」と、防火戸等の住宅建材を扱う「建材事業」の二つに分かれています。

まず、薬品事業については、売上高17,750百万円(前年同期比▲13.1%減)、営業利益は1,908百万円(同▲20.9%減)となりました。
情報技術関連や自動車関連について全般的な需要減退が進むとともに、主力製品の採算性が低下したことが影響したようです。

もう一方の建材事業については、売上高3,770百万円(前年同期比+6.9%増)、営業利益は1,083百万円(同+9.2%増)と堅調でした。主力製品の防火通気見切りを含む住宅建材が好調だったようです。
建材部門は売上高営業利益率が28%もあり、かなり収益性が高いですね。

3.まとめ

日本化学産業には資産バリュー株として投資しているので、最後に資産価値を確認します。

日本化学産業の足元の時価総額は196億円となりますが、本年3月末の正味流動資産価値は192億円(=流動資産246億円-総負債54億円)とほぼ同じ水準となります。
また、固定資産の部で長期預金を26億円、投資有価証券58億円を保有しており、株価は換金性のある資産価値を下回っている状況といえます。

下値不安は大きくない銘柄ですので、業績の回復か株主還元の強化をのんびりと待ちたいと思います。

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