ラサ商事(3023)|20年3月期ざっくりレビュー

ラサ商事(3023)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲7.8%の減収、営業利益は▲2.7%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

ラサ商事は、特殊ポンプやジルコンサンドという素材を扱う商社です。

当期の業績を見ると、特殊ポンプを扱う「産機・建機関連事業」、水砕スラグ製造設備を販売する「環境設備関連事業」、各種プラントの設計施工・メンテを手掛ける「プラント・設備工事関連事業」が堅調でした。

これらのインフラ関連事業については、相対的に利益率が高く、部品販売や保守サービスといったストック売上の占める比率が大きいため、不景気にも底堅い業績が期待できます。

一方で、ジルコンサンド等を扱う「資源・金属素材事業」については、グローバル経済の落ち込みを受けて大幅な減収となりました。国内シェアは50%で首位のようですが、資源関連は安定して利益を出すのが難しいビジネスですね。

3.まとめ

シクリカルに見えて意外と不況に強いビジネスを展開していますので、優待株として保有するのであれば悪くない企業だと思っています。

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