GLサイエンス(7705)|20年3月期ざっくりレビュー

ジーエルサイエンス(7705)が2020年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+2.9%の増収、営業利益は▲9.1%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

GLサイエンスは「クロマトグラフ」という機械を生産する企業であり、並行して上場子会社のテクノクオーツで半導体製造装置向けの部材を販売しています。

最近買い始めた企業なのでまだ十分に理解できていませんが、株価が正味流動資産価値以下の資産バリュー株にも関わらず、手堅いビジネスを展開しているようなので、少しずつ買い増しをしていました。


クロマトグラフとは、製薬、化学、食品分析、環境分析といった分野で使用される計測分析機器であり、機器の利用にあたっては「カラム」という消耗品を継続的に購入する必要があり、不景気でも業績が崩れにくい傾向があります。
当期の分析機器事業の業績についてはは、売上高15,161百万円(前年同期比+4.7%増)、営業利益1,291百万円(同▲0.4%減)となりました。


もう一方の半導体事業は、半導体製造装置に使用される「石英ガラス」という部材を製造しています。この石英ガラスというのは消耗品としての側面が強く、リピート需要によって他の半導体部材ほどシクリカルでないらしいです。
当期の業績を見ると、売上高は9,018百万円(前年同期比▲0.4%減)、営業利益は1,419百万円(同▲13.9%減)となりました。

3.まとめ

来期の業績予想が強気ですが、本当でござるか~???

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