ウイン・パートナーズ(3183)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は11.1%の増収、営業利益は+3.7%の増益となりました。
当期純利益は減益となっていますが、これは前期にまとまった負ののれん発生益が発生した反動です。
以下は長期の業績推移となります。
元々はウイン・インターナショナルという企業でしたが、2014年に東北を地盤とするテスコと合併をし、現社名となりました。
成長性の高い「低侵襲医療」に特化していることと、顧客の病院向けに収益性改善といったバリューアップ支援を行っていることが強みとなっているようです。
当期の売上を商品分類別に見ると、虚血性心疾患関連(カテーテル等)が保険償還価格の下落により苦戦したものの、それ以外の製品、特に大型医療機器(CT等)が好調で増収となったようです。
また、同社は空白地域への進出と仕入力強化(数量リベートの獲得等)を目指して小規模な医療機器商社のM&Aを頻繁に行っており、2017年に秋田県の大沢商事、当期には山形県のエムシーアイ(年商25億円)を買収しました。
医療機器卸業界はあまり集約が進んでおらず、多数の中小企業が存在しているのですが、この市場でロールアップ戦略を採用しているのは面白い方針に思えます。
PERが一桁になったら買い増しを考えても良いかもしれません。
1.決算概況
売上高は11.1%の増収、営業利益は+3.7%の増益となりました。
当期純利益は減益となっていますが、これは前期にまとまった負ののれん発生益が発生した反動です。
以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
ウイン・パートナーズは、カテーテルやペースメーカー等を主に扱う医療機器商社です。元々はウイン・インターナショナルという企業でしたが、2014年に東北を地盤とするテスコと合併をし、現社名となりました。
成長性の高い「低侵襲医療」に特化していることと、顧客の病院向けに収益性改善といったバリューアップ支援を行っていることが強みとなっているようです。
当期の売上を商品分類別に見ると、虚血性心疾患関連(カテーテル等)が保険償還価格の下落により苦戦したものの、それ以外の製品、特に大型医療機器(CT等)が好調で増収となったようです。
また、同社は空白地域への進出と仕入力強化(数量リベートの獲得等)を目指して小規模な医療機器商社のM&Aを頻繁に行っており、2017年に秋田県の大沢商事、当期には山形県のエムシーアイ(年商25億円)を買収しました。
医療機器卸業界はあまり集約が進んでおらず、多数の中小企業が存在しているのですが、この市場でロールアップ戦略を採用しているのは面白い方針に思えます。
3.まとめ
当期利益は一時要因で減少していますが、売上高や経常利益は伸びていますのでホールドでOKだと思っています。PERが一桁になったら買い増しを考えても良いかもしれません。
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