平安レイサービス(2344)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は+0.5%の増収、営業利益は+6.6%の増益となりました。
次期は減益予想ですが、どちらかと言えば固めの業績予想をする企業なので、まずはこんなものでしょう。
以下は長期の業績推移です。
エリア内のシェアは約半数、自社が優位性を持つ地域に集中するドミナント戦略を採用するとともに、物品の内製や居抜き出店等でコスト競争力を磨いている企業です。
当期の業績を見ると、葬儀施行件数は増加したものの、葬儀単価の下落もあって売り上げは横ばいとなりました。
現在の日本では、近しい人だけが参加する家族葬や火葬だけで済ませる直葬等、葬儀の小規模化が進んでいると言われます。
件数は増えても売上や利益が伸びにくく、葬儀業者としては一層の効率化が求められる環境にあります。
決算と合わせて中期経営計画も開示していましたが、売上・利益ともに現状を維持する渋めの内容でした。
潤沢なキャッシュフローを原資に、自社株買いなんかを検討して頂きたいところです。
1.決算概況
売上高は+0.5%の増収、営業利益は+6.6%の増益となりました。
次期は減益予想ですが、どちらかと言えば固めの業績予想をする企業なので、まずはこんなものでしょう。
以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
平安レイサービスは、神奈川県の湘南エリアを拠点とする葬祭会社です。エリア内のシェアは約半数、自社が優位性を持つ地域に集中するドミナント戦略を採用するとともに、物品の内製や居抜き出店等でコスト競争力を磨いている企業です。
当期の業績を見ると、葬儀施行件数は増加したものの、葬儀単価の下落もあって売り上げは横ばいとなりました。
現在の日本では、近しい人だけが参加する家族葬や火葬だけで済ませる直葬等、葬儀の小規模化が進んでいると言われます。
件数は増えても売上や利益が伸びにくく、葬儀業者としては一層の効率化が求められる環境にあります。
決算と合わせて中期経営計画も開示していましたが、売上・利益ともに現状を維持する渋めの内容でした。
3.まとめ
業績は安定していますし、予想PERは9.0倍、PBR0.64倍と割安ではあるのですが、いかんせん業績の頭打ち感が否めません。潤沢なキャッシュフローを原資に、自社株買いなんかを検討して頂きたいところです。
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