日本電技(1713)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は+4.2%の増収、営業利益は+14.7%の増益となりました。
業績は高位で安定しており来期も僅かながら増収増益の計画。
以下は長期の業績推移となります。
計装とは、センサーで温度や圧力等を計測し、バルブや電動弁、送風機を動かして冷温水の流れや電気の量をコントロールする技術です。機器のメーカーとしてはアズビル(旧・山武)なんかが有名ですね。
売上の8割は、ビルや病院等の空調を制御する「空調計装工事」が占めています。当期の受注高は27,081百万円(+5.1%)、売上高は24,533百万円(+3.1%)とまずまずでした。
受注残や次期繰越工事も十分にありますので、当面の事業環境は良好そうです。
また、工場や各種搬送ラインを制御する「産業計装工事」分野についても、受注高が4,483百万円(+10.2%)、売上高は3,775百万円(+12.4%)と好調です。
こういった複雑な設備を改修・リニューアルする時は、通常、当初施工した会社に相談するものですが、日本電技もこのようなリピート工事(既設工事)が全体の半分以上を占めているようです。
とはいえ、基本的に景気動向で業績のブレる会社なので、利益が半分くらいに落ち込むこともあり得そうです。いい加減天井圏な気もするのですが、どうでしょうか。
1.決算概況
売上高は+4.2%の増収、営業利益は+14.7%の増益となりました。
業績は高位で安定しており来期も僅かながら増収増益の計画。
以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
同社は、建物の設備を自動でコントロールする設備を建設する「計装工事」という分野を専門とする工事会社です。計装とは、センサーで温度や圧力等を計測し、バルブや電動弁、送風機を動かして冷温水の流れや電気の量をコントロールする技術です。機器のメーカーとしてはアズビル(旧・山武)なんかが有名ですね。
売上の8割は、ビルや病院等の空調を制御する「空調計装工事」が占めています。当期の受注高は27,081百万円(+5.1%)、売上高は24,533百万円(+3.1%)とまずまずでした。
受注残や次期繰越工事も十分にありますので、当面の事業環境は良好そうです。
また、工場や各種搬送ラインを制御する「産業計装工事」分野についても、受注高が4,483百万円(+10.2%)、売上高は3,775百万円(+12.4%)と好調です。
こういった複雑な設備を改修・リニューアルする時は、通常、当初施工した会社に相談するものですが、日本電技もこのようなリピート工事(既設工事)が全体の半分以上を占めているようです。
3.まとめ
7~8年前に購入した時はネットネット株だったように記憶していますが、省エネ需要の高まり等を取り込み、あれよあれよと業績を伸ばしてくれた企業です。とはいえ、基本的に景気動向で業績のブレる会社なので、利益が半分くらいに落ち込むこともあり得そうです。いい加減天井圏な気もするのですが、どうでしょうか。
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