ハリマ共和物産(7444)|19年3月期ざっくりレビュー

ハリマ共和物産(7444)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は+2.7%の増収、営業利益は▲10.7%の減益となりました。
来期は売上・利益ともに横ばいを見込んでいます。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

開示資料では日用品卸売の単一事業となっていますが、実態としては「日用品の卸売」と「物流受託事業」の二本柱で事業を行っています。

卸売はスギ薬局とドン・キホーテの2社が主要顧客。物流事業は大株主でもある西松屋が大口顧客です。過去の決算では、売上規模は卸売の方が大きいものの、利益面では物流事業が卸売を上回っていました。

日用品の卸売については、ドラッグストアの出店増等もあって取扱品の数量増が続いているようです。
また、物流受託事業については、2018年11月に西松屋のネット販売専用の配送センター「ネット西日本センター」を立ち上げました。

利益の面では、配送費用や人件費の増加等が減益要因となっているようです。

3.まとめ

ハリマ共和物産は、年々決算書の開示姿勢が後退しており、正直言うと短信だけでは状況が判然としません。

企業内容については、2013年頃に分析をした記事が残ってますので、気になる方はこちらも見て頂ければ幸いです。

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