アサックス(8772)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
営業収益は▲1.1%の減収、営業利益は横ばいとなりました。
BSを見ると自己資本比率が49.2%となっています。えーっと、御社は金融業ですよね…?
以下は長期の業績推移です。
アサックスは金融業ですので、営業資産残高の増減と、貸出金利と調達金利の利鞘を確認します。
まず営業資産残高ですが、当期の期中平均貸付金残高は前期比▲1.3%の減少となりました。不動産市況のピークアウトに備え、債権の健全性を重視した顧客開拓を行った結果の様です。
次に利鞘ですが、貸付金利息が▲124百万円減少する一方、金融費用は▲93百万円の減となり、差し引き▲31百万円の減となりました。
金融緩和の影響で貸出金利の低下は進んでいますが、調達金利も並行して下がっているため、利鞘ベースではあまり影響は受けていないと言えそうです。
その他のトピックとしては、数年前から開始した保証事業に係る債務保証残高が積み上がり、営業収益のうち「その他」の金額がジワジワと増えています。
アサックスの自己資本比率の高さと与信ノウハウを生かせる有望な事業だと思いますので、安全性に十分配慮しつつ、第2の柱として育成を進めて欲しいです。
金融業としては自己資本が分厚すぎますので、もう少しレバレッジを利かせて自社株買いも検討したら良いのになーと思っています。
1.決算概況
営業収益は▲1.1%の減収、営業利益は横ばいとなりました。
BSを見ると自己資本比率が49.2%となっています。えーっと、御社は金融業ですよね…?
以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
アサックスは不動産担保融資を主体とするノンバンクです。独特の審査ノウハウにより、融資スピードの速さと与信コストの低さを両立できていることが強みです。アサックスは金融業ですので、営業資産残高の増減と、貸出金利と調達金利の利鞘を確認します。
まず営業資産残高ですが、当期の期中平均貸付金残高は前期比▲1.3%の減少となりました。不動産市況のピークアウトに備え、債権の健全性を重視した顧客開拓を行った結果の様です。
次に利鞘ですが、貸付金利息が▲124百万円減少する一方、金融費用は▲93百万円の減となり、差し引き▲31百万円の減となりました。
金融緩和の影響で貸出金利の低下は進んでいますが、調達金利も並行して下がっているため、利鞘ベースではあまり影響は受けていないと言えそうです。
その他のトピックとしては、数年前から開始した保証事業に係る債務保証残高が積み上がり、営業収益のうち「その他」の金額がジワジワと増えています。
アサックスの自己資本比率の高さと与信ノウハウを生かせる有望な事業だと思いますので、安全性に十分配慮しつつ、第2の柱として育成を進めて欲しいです。
3.まとめ
来期は減収減益の予想ですが、まぁこんなものでしょう。金融業としては自己資本が分厚すぎますので、もう少しレバレッジを利かせて自社株買いも検討したら良いのになーと思っています。
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