トランコム(9058)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は+6.6%の増収、営業利益は+13.3%の増益で着地しました。
売上・利益ともに過去最高の数値となります。
以下は長期の業績推移です。
トランコムは、物流センターの運営構築(ロジスティックマネジメント事業)と輸送マッチングサービス(物流情報サービス事業)を主力事業としています。
ロジスティックマネジメント事業については、新規拠点の開設とともに受託料金の適正化を推進したことにより、売上高は前期比+8.4%増、営業利益は+5.9%増となりました。
物流情報サービス事業については、前半は空車不足により苦戦したものの、下期にかけて成約数が増加し、売上高は前期比+7.3%増、営業利益は+6.6%増となりました。
また、海外事業が安定稼働したことで「その他」セグメントの利益が大幅に改善していることも利益を押し上げています。
予想PERは13倍と特段割高感もありません。
ただ、物流情報サービス分野ではラクスルの運営する「ハコベル」といった競合が出て来ています。トランコムも小型トラック分野へ進出したり、オペレーションの一層の改善等を通じて、自社のビジネスをきっちり守って欲しいところです。
トランコムの他記事はこちら
1.決算概況
売上高は+6.6%の増収、営業利益は+13.3%の増益で着地しました。
売上・利益ともに過去最高の数値となります。
以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
今期の業績動向をセグメント別に眺めてみます。トランコムは、物流センターの運営構築(ロジスティックマネジメント事業)と輸送マッチングサービス(物流情報サービス事業)を主力事業としています。
ロジスティックマネジメント事業については、新規拠点の開設とともに受託料金の適正化を推進したことにより、売上高は前期比+8.4%増、営業利益は+5.9%増となりました。
物流情報サービス事業については、前半は空車不足により苦戦したものの、下期にかけて成約数が増加し、売上高は前期比+7.3%増、営業利益は+6.6%増となりました。
また、海外事業が安定稼働したことで「その他」セグメントの利益が大幅に改善していることも利益を押し上げています。
3.まとめ
主力事業がともに堅調だったようで安心感のある決算でした。予想PERは13倍と特段割高感もありません。
ただ、物流情報サービス分野ではラクスルの運営する「ハコベル」といった競合が出て来ています。トランコムも小型トラック分野へ進出したり、オペレーションの一層の改善等を通じて、自社のビジネスをきっちり守って欲しいところです。
トランコムの他記事はこちら
0 件のコメント :
コメントを投稿