持ち株の丸東産業(7894)が2019年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は0.9%の増収、営業利益は3.9%の増益となりました。
前期に特別利益を計上している関係で当期利益は若干のマイナスです。
来期の予想を見ると、売上・利益ともに微増の計画です。
以下は長期の業績推移。
かつての業績はボロボロでしたが、久光製薬と凸版印刷の資本注入により息を吹き返し、近年は業績が安定してきました。
業界では凸版と大日本印刷が2強であり、その他にも藤森工業、中本パックス、大成ラミックといった企業が上場しています。
丸東産業については、親会社の久光製薬と親密であり、貼付薬向けで上位2社に次ぐシェアを持っていることが特徴です。
同社は製品別の売上高を開示しており、僕はこれと合わせて全社ベースの粗利益率をウォッチしています。
「複合フィルム」というのは、複数の材料を組み合わせて付加価値を高めた製品のことです。他の製品に比べて付加価値が高く、このカテゴリーの伸びによって、全社ベースの利益率も改善傾向が続いています。
当期についても複合フィルムの売上は増加しており、粗利率も18.4%(前期比+0.2%)と改善していましたので、良い傾向が続いていると捉えています。
同業他社のPERは9倍~15倍くらいなので、そのうち見直し買いが入らないかなと期待しています。
1.決算概況
売上高は0.9%の増収、営業利益は3.9%の増益となりました。
前期に特別利益を計上している関係で当期利益は若干のマイナスです。
来期の予想を見ると、売上・利益ともに微増の計画です。
以下は長期の業績推移。
かつての業績はボロボロでしたが、久光製薬と凸版印刷の資本注入により息を吹き返し、近年は業績が安定してきました。
2.事業動向
丸東産業は、原材料となるフィルム類を仕入れ、食品や医薬品等の包装材料を製造する「軟包装コンバータ」という業態です。業界では凸版と大日本印刷が2強であり、その他にも藤森工業、中本パックス、大成ラミックといった企業が上場しています。
丸東産業については、親会社の久光製薬と親密であり、貼付薬向けで上位2社に次ぐシェアを持っていることが特徴です。
同社は製品別の売上高を開示しており、僕はこれと合わせて全社ベースの粗利益率をウォッチしています。
丸東産業 決算短信より作成 |
丸東産業 決算短信より作成 |
当期についても複合フィルムの売上は増加しており、粗利率も18.4%(前期比+0.2%)と改善していましたので、良い傾向が続いていると捉えています。
3.まとめ
足元のPERは5.2倍と格安圏です。同業他社のPERは9倍~15倍くらいなので、そのうち見直し買いが入らないかなと期待しています。
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