テイ・エステック(7313)が2019年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は▲14.1%の減収、営業利益は▲18.1%の減と減収減益となりました。
後述の通り一過性の要因もありますが、決して良くはありません。
以下は長期の業績推移です。
基本的には、ホンダ車が沢山売れるか、ホンダ内の納入シェアを高めないと業績は伸びないのですが、どちらの数値も前年比でおおむね横ばいでした。
売上高については前期比▲674億円(▲14%)の減となりましたが、本年度より売上収益に係る会計処理を変更しており、これによる押し下げが▲531億円あります。
これを除けば微減程度であり、見かけほど事業環境が悪化しているわけではないと言えそうです。
また、営業損益(IFRS)についても、昨年度は中国の広州工場移転に係る補償金(約40億円)が営業損益に加算されていました。減益要因のほぼ半分はこの一過性要因です。
ただ、自動車部品セクター全般として来期の見通しもあまり良くはありません。
割安かつ電動化の影響も受けにくいメーカーとして投資をしていますが、買い増しにはしばらく慎重になった方が良いかなと感じています。
1.決算概況
売上高は▲14.1%の減収、営業利益は▲18.1%の減と減収減益となりました。
後述の通り一過性の要因もありますが、決して良くはありません。
以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
同社は、ホンダ車の約6割にシート類を供給するサプライヤーであり、売上の9割がホンダグループ向けです。基本的には、ホンダ車が沢山売れるか、ホンダ内の納入シェアを高めないと業績は伸びないのですが、どちらの数値も前年比でおおむね横ばいでした。
売上高については前期比▲674億円(▲14%)の減となりましたが、本年度より売上収益に係る会計処理を変更しており、これによる押し下げが▲531億円あります。
これを除けば微減程度であり、見かけほど事業環境が悪化しているわけではないと言えそうです。
また、営業損益(IFRS)についても、昨年度は中国の広州工場移転に係る補償金(約40億円)が営業損益に加算されていました。減益要因のほぼ半分はこの一過性要因です。
3.まとめ
良くはないものの、見かけほど悪いわけではないという決算でした。ただ、自動車部品セクター全般として来期の見通しもあまり良くはありません。
割安かつ電動化の影響も受けにくいメーカーとして投資をしていますが、買い増しにはしばらく慎重になった方が良いかなと感じています。
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