新年あけましておめでとうございます。相場の養分かもねぎです。
さて、年も変わり2019年となりました。
今年の株式市場はどのように推移するでしょうか。昨年に引き続き下落相場となるか?はたまた上昇相場となるのでしょうか?
その中で、われわれ投資家はどういった投資戦略を取るべきでしょう?
僕なりのスタンスをまとめてみました。
1.相場の見通し
株価が上がるか下がるか、こればっかりは予測できません。
株式市場の見通しに基づいて売買する戦略を「マーケット・タイミング戦略」と呼びます。
このマーケット・タイミング戦略ですが、名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』において、著者のB・マルキールが次のように喝破しています。
バンガード・グループの創業者ジョン・ボーグルの言葉は、このマーケット・タイミングという問題に対する私の見方に最も近い。
ボーグルは次のように述べている。「私はこのビジネスに30年間携わってきたが、マーケット・タイミングを利用して継続的に成功を収めたという人には、これまでお目にかかったことがない。(中略)」
ボーグルの話のポイントは、株式投資信託中の総資産中に現金が占める比率の推移を見ればよくわかる。すなわち、投資信託のファンドマネージャーたちは、ほとんどの最近の相場サイクルで現金への配分のタイミングを間違ってきたのだ。投資信託の運用担当者が相場の行方に懸念を抱いていた時(つまり彼らが現金比率を高めている時期)は、市場が底値圏にあった時期とほぼ完全に一致していたのである。
出典 :『ウォール街のランダム・ウォーカー』B・マルキール
上記のエピソードから類推すると、僕のような平凡な投資家が、相場の行方を懸念して現金比率を高めている時は、まさに相場は底値圏にある可能性が高いのではないでしょうか。
下手に株価の上げ下げを予想して取引することは避けた方が良いと思います。
(周りが総悲観で現金比率が高い様子を見て、自分はアグレッシブになるというスタンスなら「有り」かもしれませんけど)
2.投資戦略
株価が企業の本質的価値を下回っている企業に投資をする「バリュー投資」のスタイルを継続したいと思っています。
ただし、リスクを低減する観点から、投資を行うにあたってGOサインを出すハードルを少し厳しくすることを考えています。
企業の本質的価値よりも安く買えれば買えるだけ、損失を負うリスクを減らすことができますし、どうしても購入基準を満たす企業がないという場合に、結果として現金比率が増えることもあるかもしれません。
3.まとめ
そんなわけで、僕は2019年もバリュー投資を基本とした買い持ちスタイルを継続したいと思います。
また目標としては、これまでも比較対象としていたTOPIX、JASDAQ指数を上回ることを目指します。
毎月末に月次リターンを公表していきますので、興味がある方はご覧いただければ幸いです。
本年もよろしくお願いいたします。
(参考書籍)
・『ウォール街のランダム・ウォーカー』B・マルキール著
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