フクダ電子(6960)|21年3月期ざっくりレビュー

フクダ電子(6960)が2021年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は+10.0%の増収、営業利益は+49.1%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

フクダ電子は、心電計やペースメーカー、在宅酸素装置等を扱う中堅医療機器メーカーです。
当期については、人工呼吸器や生体モニター等について新型コロナウイルスによる特需が発生したと思われますが、それにしても、2Qまでは微増益程度でしたので、こんなに強い業績が出てくるとは思っていませんでした。

セグメント別の売上は以下の通りです。

全セグメント増収増益ですが、特に前期比+37%の増収となった「生体情報モニターセグメント」と、在宅酸素装置や人工呼吸器を扱う「治療装置セグメント」が強いですね。

3.まとめ

来期業績は未定となっていますが、分野の近い日本光電工業(6849)の来期予想から類推すると、特需の反動減で2019年度(2020年3月期)並みの水準になるのではないかと思います。

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