イオンディライト(9787)が2020年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
以下は長期の業績推移となります。
当期のセグメント別の利益は以下の通りです。
全社ベースの営業利益は+22%の増益となっていますが、前期に粉飾決算が判明した子会社カジタクの赤字が縮小した影響が大きく、それ以外のセグメントはおおむね横ばいといった状況です。
自動販売機事業は増益率が大きいですが、これも固定資産の耐用年数を延長したことが主因であり、内容としてはよくありません。
前提条件としては、イオングループ店舗の臨時休業等の影響が上期末(8月末)まで継続することを仮定、営業利益ベースで▲15億円の影響があるものと試算しています。
設備管理、清掃といった主力事業は影響が小さいものの、自販機事業であったり、イベント関連の警備需要等が縮小することを見込むようですね。
とはいえ業績予想を出せない企業が多い中では、相対的に堅調な来期見通しです。
連続増配も続いていますので、引き続きホールドで良いように思いました。
イオンディライトの他記事はこちら
1.決算概況
売上高は1.9%の増収、営業利益は+22.8%の増益となりました。以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
イオンディライトはイオン系列のビルメンテナンス会社であり、ビルメン業界では国内シェアトップを有する企業です。当期のセグメント別の利益は以下の通りです。
イオンディライト決算説明資料より |
自動販売機事業は増益率が大きいですが、これも固定資産の耐用年数を延長したことが主因であり、内容としてはよくありません。
3.まとめ
決算説明資料では、来期業績予想と合わせて新型コロナウイルス感染症拡大による影響も説明しています。前提条件としては、イオングループ店舗の臨時休業等の影響が上期末(8月末)まで継続することを仮定、営業利益ベースで▲15億円の影響があるものと試算しています。
設備管理、清掃といった主力事業は影響が小さいものの、自販機事業であったり、イベント関連の警備需要等が縮小することを見込むようですね。
とはいえ業績予想を出せない企業が多い中では、相対的に堅調な来期見通しです。
連続増配も続いていますので、引き続きホールドで良いように思いました。
イオンディライトの他記事はこちら
0 件のコメント :
コメントを投稿