ミロク情報サービス(9928)が2023年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
1.決算概況
売上高は+13.3%の増収、営業利益は+27.0%の増益となりました。
以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
ミロク情報サービスは、会計士事務所・企業向け会計システムのベンダーです。企業向けはどちらかというと中堅・中小企業向けに強いポジションですね。
当期の売上の中身は以下の通りです。
事業戦略の一環として、クラウド・サブスク型ビジネスモデルへの転換を目指しており、サービス収入の中の「ソフト使用料」が前期比4割増で大きく伸びました。四半期ごとの業績推移を見ますと、第3四半期に売上・利益が大きく伸びていますが、これは12月末で中堅・中小企業向けERP(MJSLINK)旧版のサポート期限が到来するため、買い替え需要が発生したためと理解しています。
また、最終損益は減益となりましたが、これは前期に投資先の売却益が発生した反動となります。3.まとめ
今期は宥恕措置の終了する電子帳簿保存法、10月施行のインボイス制度など経理周りのトピックが複数ありますので、うまく好機に変えてもらいたいです。
本職の業務でここのシステムを利用しているので、若干の愛着もあり、応援してます。
0 件のコメント :
コメントを投稿