ハマキョウレックス(9037)が2023年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
1.決算概況
売上高は+5.4%の増収、営業利益は+3.9%の増益となりました。以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
ハマキョウレックスは、独立系の3PL(サードパーティ・ロジスティックス)の大手企業であり、「日々決算」「全員参加」「コミュニケーション」の3点を軸にした現場力・コスト競争力に定評があります。
同社の事業セグメントは、物流センターの運営事業と貨物自動車運送自動車業の二つに分かれています。
まず、物流センター運営事業については、営業収益828億円(前年同期比+7.7%増)、営業利益100億円(同+7.6%増)と増収増益でした。東日本急行のM&A効果もあり、運営する物流センターの総数は前期比+25件の155センターとなりました。
もう一方の貨物自動車運送事業については、営業収益490億円(前年同期比+1.8%増)、営業利益15億円(同▲14.9%減)でした。M&A効果はあったものの、物量減少や外注費増により減益となりました。
3.まとめ
ハマキョウレックスらしい増収・増益・増配の決算で安心感がありました。
物流業界では2024年問題への対応が叫ばれており、運送子会社の近物レックスではJPロジスティックスとの提携など一定の取り組みを進めているようです。
あまりブラックになり過ぎないよう留意しつつ、社会環境の変化に適切に対応していって欲しいです。
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