オリコン(4800)|23年3月期ざっくりレビュー

オリコン(4800)が2023年3月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+8.3%の増収、営業利益は+16.2%の増益となりました。
以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

オリコンといえば、それなりの年代では音楽番組等で使用される楽曲ランキングのイメージが未だ強いですが、近年は「オリコン顧客満足度調査」と「ORICON NEWS」から成るコミュニケーション事業が主力となっています。

当期のセグメント別の業績を確認します。
顧客満足度(CS)調査が2桁増収となり、ニュース配信・PVも前期比でプラスとなりました。着うた配信のモバイル事業は、ほぼ落ち切った状況です。

3.まとめ

さて、決算内容はさほど悪くありませんでしたが、翌日の株価は大幅下落で反応しました。

来期も増収増益予想ですが、四季報予想と比べると1割ほど利益水準は低くなっています。信用買残も多く、決算跨ぎをしていた投資家が多かったのでしょうね。

特に買い増しなどは考えていませんでしたが、こういう極端な値動きを見ると少し食指が伸びます。

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