優待株物色'19春の陣|住友精化、東邦アセチレン

こんにちは。相場の養分かもねぎ(@kamonegi_kabu)と申します。

さて、今年も全国100万人の優待族がお待ちかね、3月末の権利付き最終日が近づいて参りましたね。



僕も株主優待にホイホイと釣られる非合理的な投資家なので、割安でじっくり保有できそうな銘柄をちょこちょこと見繕って買い始めました。

住友精化(4008)

紙おむつ等に使われる高吸水性樹脂が主力の中堅化学メーカー。ネットでざっと調べた範囲だと、高吸水性樹脂で世界シェア4位のようです。

予想PERは10.07倍、PBRは0.83倍、配当利回りは2.44%。
株主優待は年2回(3月・6月)、100株で1,000円相当のクオカードです。
※6か月以上の継続保有が条件なので、ご注意ください。

これくらいの企業規模の化学品セクターは、個人投資家が買うには地味で面白味がなく、機関投資家が買うには規模が小さいということで、意外と穴場な銘柄が多い気がします。

過去の業績はこんな感じ。

かもねぎファンドにおいて、収益面に着目して投資する際は、景気後退期でも一定の利益を出せることと、長期的なROEの水準を重視しています。

住友精化は、ある程度の業績変動は避けられないものの、リーマンショック時、チャイナショック時にもそれなりの利益を出せており、平均ROEが9%ほどありますので、優待枠としてなら問題なしと判断しました。

東邦アセチレン(4093)

宮城県に主力工場を構える産業用ガスメーカーです。溶接に使用するアセチレンというガスが主力製品になります。

予想PER8.17倍、PBR0.73倍、配当利回りは2.81%。
株主優待は年1回(3月)、100株で1,000円相当のクオカードとなります。(長期優遇もあり)

たまたまですが、住友精化と同じく地味な化学品セクターの企業ですね。
過去の業績はこんな感じです。

特損、東日本大震災の影響などで当期利益はブレていますが、経常利益段階ではかなり安定しています。
産業ガスセクターの企業は、大陽日酸、エアウォーター、高圧ガス工業と業績が安定している銘柄が多い印象です。業界全体として、乗り換えコストという経済上の堀を持っているのではないでしょうか。

結びとして

昨年末と比べると日経平均等の指数はかなり戻しているのですが、僕が主戦場とする小型のバリュー株は年初来安値圏に留まっている銘柄も多く見受けられます。

規律を守りつつも、基準を満たす銘柄は適宜拾って参りたいと思います。

0 件のコメント :

コメントを投稿