優待株物色'19春の陣|エクセディ、テイ・エステック

こんにちは。相場の養分かもねぎ(@kamonegi_kabu)と申します。

さて、今年も全国100万人の優待族がお待ちかね、3月末の権利付き最終日が近づいて参りましたね。


前回に引き続き、長期目線で保有できそうな優待バリュー株を物色しました。

エクセディ(7278)

クラッチ最大手のエクセディ。売上の6割はAT車向け部品ですが、売上の2~3割を占めるMT車向けも同じくらいの利益を稼いでいます。

予想PERは9.39倍、PBRは0.62倍、配当利回りは3.55%。
株主優待は年1回(3月)、100株で3,000円相当のギフトカードです。

過去の業績はこんな感じ

クラッチは補修用途もあり(売上の1割程度)、自動車部品セクターとしては安定した業績です。
利益率の低いAT車向けが増加しているため、売上の増加ほど利益が伸びず、ROEの水準も徐々に切り下がっているのが懸念事項かな。

電気自動車の普及を気にするのは、まだ10年単位で先のことでしょう。

テイ・エス テック(7313)

自動車シートメーカーで、売上の9割がホンダグループ向け。

予想PERは8.76倍、PBRは0.91倍、配当利回りは2.55%。
株主優待は年1回(3月)、100株で3,000円相当のグルメギフトです。

過去の業績はこんな感じ

テイ・エス テックも自動車部品セクターとしては固い業績です。

自動車シートは系列関係がはっきりしており、トヨタはトヨタ紡織、日産はニッパツ、ダイハツは富士シート、マツダはデルタ工業と東洋シート…といった状況のようです。

ホンダに関しては、テイ・エス テックが長年親密であり、同社株の大株主でもありますが、国内では近年タチエスに押されて納入シェアを落としているようです。

結びとして

今回はシクリカルな業態である自動車部品セクターから、比較的業績の安定している2社を見ました。

基本的に景気後退となれば減益は避けられないものの、景気後退をある程度は織り込んた株価水準ですので、買値次第では悪くないと思います。

前営業日のNY市場が大幅下落で終わりましたので、水準次第でクロスか裸ロングか、という感じでしょうか。

前回はこちら
優待株物色'19春の陣|住友精化、東邦アセチレン

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