マークラインズ(3901)|22年12月期ざっくりレビュー

マークラインズ(3901)が2022年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+17.9%の増収、営業利益は+26.7%の増益となりました。

以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

マークラインズは自動車産業に特化した会員制情報サイトを運営する企業です。

会員制サイトの契約企業数が+10.7%増の4,660社と着実に増加し、主力の「情報プラットフォーム事業」の売上高は2,619百万円(前期比+17.7%増)、セグメント利益は1,595百万円(+23.9%)と好調に推移しました。売上の半数が海外のため、円安による恩恵も受けたようです。

その他サービスについても、車両の分解調査データの販売等を行う「ベンチマーキング関連事業」、サイト上での広告サービスを提供する「プロモーション広告事業」等が堅調だったようです。
車両分解調査サービスについては、更なる拡充を目指して、神奈川県内に土地を取得してベンチマークセンター(仮称)を建築する計画を進めているようです。

自動車業界は、100年に1度の大変革である「CASE革命」の真っただ中と言われており、自動車メーカー・部品メーカーともに情報収集に余念はないはずです。マークラインズの業績にとっては追い風になっているのではないでしょうか。

3.まとめ

着実に成長を続けており、予想PERも20倍台と数年前と比べてほどほどのバリュエーションになってきているため、株価がもっと下がるのであれば、買い増しも選択肢に入れたいです。

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