グローバルインフォメーション(4171)|22年12月期ざっくりレビュー

グローバルインフォメーション(4171)が2022年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+12.5%の増収、営業利益は+21.5%の増益となりました。

同社は2020年12月に上場したばかりの会社で長期の業績はわかりませんが、公開されている過去数年間の業績は以下の通り安定しています。

2.事業動向

グローバルインフォメーションは、海外の調査会社が発行するレポートを販売する代理店です。国内のほか、台湾や韓国等でも事業を展開しており、売上の約3割が海外です。国内には競合が3~4社ほどあるものの、他社と比べて規模が格段に大きく、取り扱いレポート数は二桁は違うとのことです。
また、創業者の娘婿である役員が、IOT機器の販売を行う新規事業に取り組んでいます。

主力の市場調査レポート事業については、売上高2,553百万円(前年同期比+11.6%増)と堅調でした。国内、海外ともに前年売上を上回ったようです。

その他、年間情報サービス事業や委託調査事業は2桁の増収、コロナの直撃を受けた国際会議・展示会事業は縮小し人員を他分野に振り向けているようです

また、新規事業のIOT機器の販売事業については、売上は軽微で損益は赤字ですが、外れても本業の黒字を食いつぶさない程度であれば許容できるかな、という感じです。

3.まとめ

決算と同時期に中計の数値目標を修正しました。
IoT事業は売上目標が半分に下方修正されました。まぁこんなものでしょう。

積極的な増収増益を目指す意欲的な内容であることに変わりないので、頑張って欲しいです。

1 件のコメント :

  1. 面白い記事ありがとうございました。
    樋口さんが娘婿という情報は初めて知りました。
    彼で検索するとこの画像が出てくるのですが、多分ですが本人な気がします笑
    http://kurumiclub.d2.r-cms.jp/member_detail/id=73
    東大出身でラグビーやってたんですね

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