ミズホメディー(4595)が2021年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は+212.4%の増収、営業利益は×16倍の大幅増益となりました。
1.決算概況
過去の業績推移および来期予想は以下の通りです。
2.事業動向
ミズホメディーは、各種の感染症を検査するための体外診断用医薬品を開発・製造する企業です。特に「POCT(臨床現場即時検査)」という、医療現場でスピーディに診断をするタイプに強みを持ちます。
2021年は、夏場にかけて新型コロナウイルスのデルタ変異株による大流行が起きる中、遺伝子検査機器・試薬システム「スマートジーン」を活用して新型コロナウイルスを検出できる試薬キットが大幅に売上を伸ばしました。
なお、流石に儲けすぎということでPCR検査の保険点数は引き下げられ、ミズホメディーも12月に販売単価を改定しています。
3.まとめ
今期業績は明らかな特需なのですが、アフターコロナにおいて新型コロナウイルスがインフルエンザのように定着するのであれば、今後も一定の検査需要は発生するのではないでしょうか。
医療機関に納入された遺伝子検査機器をストックと捉えて、検査薬のメニューを増やしていくことで手堅い消耗品ビジネスが展開できるようにも思います。
既に大半は売却済ですが、引き続き事業動向をウォッチしていき、状況と株価水準を見て買い直しも考えたいところです。
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