アークランドサービスホールディングス(3085)が2021年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
売上高は+14.4%の増収、営業利益は+8.1%の増益となりました。
1.決算概況
以下は長期の業績推移です。
2.事業動向
アークランドサービスは、とんかつ業態の「かつや」、からあげ業態の「からやま」等を運営する外食チェーンです。
当期におけるセグメント別の動向を確認します。
主力のとんかつ業態「かつや(国内)」は、売上高が25,238百万円(前期比+4.6%増)、期末店舗数が435店舗(+15店舗)となりました。
次にからあげ業態の「からやま・からあげ緑(国内)」ですが、売上高が9,547百万円(前期比+13.1%増)、店舗数が167店舗(+30店舗)となりました。前期よりもペースは落ちたものの、引き続き「からやま」セグメントが業績成長を牽引しています。
その他事業セグメントにおいては、前期の買収子会社がフルに寄与するとにより、売上高9,026百万円(前期比+59.2%増)と大幅に伸長しました。
また、営業利益以下を見ると、コロナに係る助成金収入を2,658百万円計上する一方、前期の買収に係るのれんの減損損失2,103百万円を計上しました。
わずか1年で減損ってどういうこと…と思うところですが、おそらく一時的な助成金収入が出たタイミングで、将来見通しを厳しく見積もって処理してしまったような感じかと。
3.まとめ
コロナの影響で外食産業全般は厳しい環境ですが、アークランドサービスは助成金なしでも営業最高益を達成。地力の強さを見せてくれました。
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