マークラインズ(3901)|21年12月期ざっくりレビュー

マークラインズ(3901)が2021年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は+31.4%の増収、営業利益は+33.4%の増益となりました。

以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

マークラインズは自動車産業に特化した会員制情報サイトを運営する企業です。

当期においては、会員制サイトの契約企業数が+15.7%増の4,208社と着実に増加、主力の「情報プラットフォーム事業」の売上高は2,225百万円(前期比+15.6%増)、セグメント利益は1,287百万円(+18.6%)と堅調に推移しました。地域別には特に中国が好調だったようです。

また、その他サービスについても、テスラ車の分解調査データの販売等を行う「ベンチマーキング関連事業」、サイト上での広告サービスを提供する「プロモーション広告事業」、技術動向調査等を請け負う「コンサルティング事業」がそれぞれ前期比+80%増と絶好調でした。

自動車業界は、100年に1度の大変革である「CASE革命」の真っただ中と言われており、自動車メーカー・部品メーカーともに情報収集に余念はないはずです。マークラインズの業績にとっては追い風になっているのではないでしょうか。

3.まとめ

ストック売上である会員企業数を増やしつつ、様々な付随サービスを追加で販売していくという戦略が軌道に乗ってきているように思います。

予想PERも50倍から30倍ほどに下がってきているため、株価がもっと下がるのであれば、買い増しも選択肢に入るかな、と思っています。

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