知多鋼業(5993)|21年2月期ざっくりレビュー

知多鋼業(5993)が2021年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲15.0%の減収、営業利益は▲26.5%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

知多鋼業は、自動車の足回り部品に使用するバネを製造するメーカーです。特にタイヤと車体をつないで路面からの衝撃を和らげる部品「サスペンション」用途に強く、二輪車向けでは世界的に高いシェアを有しています。

当期の業界別の売上高をみると、主力の二輪車向け・四輪車向けともに、2桁の落ち込みとなりました。

次に四半期業績を見ると、コロナの影響が大きかった第1・2四半期の落ち込みが著しい一方で、3・4四半期は売上・利益ともに過去最高圏にまで回復しました。
下期の堅調な業績が続くのであれば、来期の業績には期待が持てそうです。

3.まとめ

知多鋼業は資産バリュー株でもあり、足元の株価が671円であるのに対し、一株当たりの正味流動資産価値は987円とほぼネットネット水準です。

主力製品はEV化の進展により需要が消滅するものではありませんので、比較的安心して持てる銘柄かと思います。

0 件のコメント :

コメントを投稿