イオンディライト(9787)|21年2月期ざっくりレビュー

イオンディライト(9787)が2021年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲2.8%の減収、営業利益は▲4.8%の減益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

イオンディライトはイオン系列のビルメンテナンス会社であり、ビルメン業界では国内シェアトップを有する企業です。

当期のセグメント別の利益は以下の通りです。
外出自粛の影響により自動機販売事業が▲7.4億円(前期比▲53.2%)の減益となったことと、サポート事業に含まれる旅行関連事業が新型コロナウイルスの影響で不調だったことにより、全体としては営業減益となりました。

ただ、主力の設備管理・警備・清掃等は堅調ですので、内容的にはそこまで悪くはないと捉えています。

3.まとめ

決算説明資料の中で、中期経営計画の数値目標に関する記載がありました。

当初は売上を+7割、営業利益を3倍に拡大するという超強気の計画を示していましたが、これをもう少し現実的な内容に見直すようです。

イオングループ外売上や海外売上の拡大、ガバナンスの強化等、取り組むべき課題は多いと思いますが。着実に目標達成を目指していただくことを期待します。

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