丸東産業(7894)|21年2月期ざっくりレビュー

丸東産業(7894)が2021年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲0.3%の減収、営業利益は+27.4%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

丸東産業は、食品業界や医薬品業界向けに、フィルム素材でできた包装材を製造販売する企業です。

業界では凸版と大日本印刷が二強であり、そのほかにも藤森工業、中本パックス、大成ラミックといった企業が上場しています。

当期については、親会社である久光製薬向けは不調だったと思われますが、食品業界向けの包装フィルムやテイクアウト用途のトレーといった好調な分野もあり、全体として見ると新型コロナウイルスの影響は軽微でした。

近年注力している高付加価値の複合フィルムは前期比で増収となっており、外注費の削減等もあって利益率が改善。当期はちゃっかり過去最高益を達成しました。

3.まとめ

来期も増益見通しで予想PERは4倍台にまで下がってきました。

いやあ、人気無さすぎますね。さすが福証単独上場銘柄です。(白目)

増益にも関わらず配当額を据え置いており、配当性向は8.8%(来期予想)にまで下がっています。株主としては、そろそろ増配を検討していただきたいな、と思うところです。

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