知多鋼業(5993)|22年2月期ざっくりレビュー

知多鋼業(5993)が2022年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は前期比+17.6%の増収、営業利益は+61.7%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

知多鋼業は、自動車の足回り部品に使用するバネを製造するメーカーです。特にタイヤと車体をつないで路面からの衝撃を和らげる部品「サスペンション」用途に強く、二輪車向けでは世界的に高いシェアを有しています。

当期の業界別の売上高をみると、主力の二輪車向け・四輪車向けともに、2桁の増収となりました。
次に四半期業績を見ると、第1四半期は自動車メーカーの挽回生産もあり好調でしたが、2四半期以降は、半導体不足や部品供給の混乱が続き、やや伸び悩んだ形です。
とはいえ、経常利益・当期利益ともに過去最高益を達成。通年で見れば絶好調といえる結果でした。

3.まとめ

最後に資産価値の方も確認してみましょう。
足元の株価666円に対して、一株当たりの正味流動資産価値は1,113円とネットネット銘柄となっています。

いやぁ安いですね~
増配、自社株買いといった株主還元施策、あるいは名証から東証への市場変更など、何かしら評価を見直されるイベントがあったら良いな、と思うところです。

0 件のコメント :

コメントを投稿