岡谷鋼機(7485)|22年2月期ざっくりレビュー

岡谷鋼機(7485)が2022年2月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は+26.3%の増収、営業利益は+67.2%の増益となりました。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

岡谷鋼機は1669年創業の鉄鋼・機械商社、名古屋財界の雄です。
地盤の名古屋での信用力は圧倒的であり、地元では「嫁に出すならトヨタより岡谷の社員」といわれているのだそうです。

決算補足説明資料から当期のセグメント業績を確認してみます。


各セグメントともに大幅な増収・増益。売上高・利益ともに過去最高水準を達成しました。

特に「鉄鋼セグメント」は、2007年ごろの資源バブル期を上回る利益を計上、非鉄金属やエレクトロニクス製品を扱う「情報・電機セグメント」についても、2010年代の好況期を上回る最高益をたたき出しております。

3.まとめ

合わせて来期の業績予想も見ておきます。

利益は微減益予想ですが、予想EPSは1,870円、予想PERは5.2倍くらいですね。

足元の景況はまだまだ好調ですが、資源高や米国の金融引き締め等もあって、今後の見通しには不透明な面があります。

同社のようなシクリカル企業はあまり保有したくない環境ですが、これくらい割安だとまぁいいかとなる感じですね。

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