竹本容器(4248)|20年12月期ざっくりレビュー

竹本容器(4249)が2020年12月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲2.2%の減収、営業利益は+15.6%の増益となりました。インド工場に係る減損損失の計上によって、最終利益は大幅な減益となっています。

以下は長期の業績推移となります。

2.事業動向

竹本容器は、化粧品・美容品向けを中心にプラスチック容器を製造しているメーカーです。

特徴は自社で多数の金型を開発・所有している点にあり、顧客側からすると竹本容器の金型ラインナップを活用することで、小ロット・短納期・低コストでボトル容器を調達できるメリットがあります。

同社は決算説明資料で「日本」「中国」「その他地域」の3区分で売上と営業利益を開示しているため、そちらで業績動向を確認します。

日本セグメントは、売上116億円(前期比▲0.8%)、営業利益+14億円(+11.9%)と減収増益でした。新型コロナの影響により化粧品向け等の需要が落ち込んだものの、感染予防対策の衛生関連向け需要もあって減収幅は抑えられました。内製化努力や原料価格の下落もあって、増益となったようです。

中国セグメントは、売上31億円(前期比▲8.4%)、営業利益4億円(前期比+8.7%)と減収増益でした。増益ですが、要因としては原料価格下落や政府の政策による社会保険料負担減等が大きかったようです。

その他地域セグメントは、売上2.9億円(前期比+25.6%)、営業利益▲1.3億円となりました。赤字は続いていますが、厳しい環境の中で増収、赤字幅縮小となっていますので、悪くありません。

3.まとめ

竹本容器は、売上高の約5~6割が化粧品・美容品向けのメーカーです。化粧品業界は、新型コロナにより大きなマイナス影響を受けておりますので、同社の業績も落ち込むだろうと捉えていましたが、衛生関連品の特需も捉えて粘り強い業績を見せてくれました。

また、決算説明資料では「サステナビリティ対応」という項目で、3つの目標を開示していました。

ほえ~、ESGの概念は、こういう中小企業にまで浸透してきているのですね~

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