フジ・コーポレーション(7605)|22年10月期ざっくりレビュー

フジ・コーポレーション(7605)が2022年10月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

収益認識基準の適用により単純比較はできませんが、売上高は+10.9%の増収、営業利益は+33.0%の増益となりました。

以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

フジ・コーポレーションは、東日本地域を中心にタイヤ・ホイールの専門店を展開する企業です。

独立系のタイヤ小売企業としては国内最大手であり、仕入れ面での規模の経済と、先進的な物流センターを武器に、メーカー系列の小売店やオートバックス等の総合カー用品店からシェアを奪っています。

当期の業績については、前期に引き続き過去最高売上、最高益を達成しました。
各タイヤメーカーは値上げを進めており、値上げ前の特需もあったことで前期比で大幅な増収増益となったようです。

3.まとめ

足元の株価から計算すると、予想PERは6.7倍、PBRは1.12倍。

同社は過去10年間の平均ROEが16%近くあり、利益も堅調に伸ばしています。このような企業の株価水準がこんなに安くなるのは、2018年・2020年のショック安時や、アベノミクス前の2012年頃以来のような気がします。

全般的に日本株は魅力的な水準にあると思いますねぇ

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