中北製作所(6496)が2019年5月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
減収減益であまり良い内容とは言えませんが、期首の時点では▲5割の減益を見込んでいましたので、結構な上振れの着地となります。
以下は長期の業績推移
特にタンカー等の大型船舶に使用されるバタフライバルブとその遠隔操作装置等に強く、シェアは日本国内でほぼ100%、中国・韓国でもタンカー向けで約50%とのことです。
業績は船舶投資の動向に影響される部分が大きく、当期においては、輸出高が▲50%の減少となったことが業績の足を引っ張ったようです。
受注高および受注残は前期をやや上回っています。
四半期毎の受注高を見ても、第4四半期に落ち込んでいるわけではありませんので、来期の業績は保守的なように思われます。
当期末における正味流動資産は158億円(流動資産211億円-総負債53億円)あるのに対し、足元の時価総額は103億円(自社株除くベース)とネットネット銘柄となります。
来期の業績が反転しないのは残念ですが、資産価値から見れば明らかに格安ですので、まぁ、のんびり保有をしたいと思います。
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1.決算概況
売上高は▲12.4%の減収、営業利益は▲31.8%の減益となりました。減収減益であまり良い内容とは言えませんが、期首の時点では▲5割の減益を見込んでいましたので、結構な上振れの着地となります。
以下は長期の業績推移
2.事業動向
中北製作所は、船舶用バルブのトップメーカーです。特にタンカー等の大型船舶に使用されるバタフライバルブとその遠隔操作装置等に強く、シェアは日本国内でほぼ100%、中国・韓国でもタンカー向けで約50%とのことです。
業績は船舶投資の動向に影響される部分が大きく、当期においては、輸出高が▲50%の減少となったことが業績の足を引っ張ったようです。
受注高および受注残は前期をやや上回っています。
四半期毎の受注高を見ても、第4四半期に落ち込んでいるわけではありませんので、来期の業績は保守的なように思われます。
3.まとめ
僕は資産バリュー株として投資しているため、最後に中北製作所の資産価値もざっくり確認します。当期末における正味流動資産は158億円(流動資産211億円-総負債53億円)あるのに対し、足元の時価総額は103億円(自社株除くベース)とネットネット銘柄となります。
来期の業績が反転しないのは残念ですが、資産価値から見れば明らかに格安ですので、まぁ、のんびり保有をしたいと思います。
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