三機サービス(6044)|19年5月期ざっくりレビュー

三機サービス(6044)が2019年5月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況

売上高は▲0.9%の減収、営業利益は▲16.0%の減益となりました。

特に第3四半期以降、売上・利益が前年割れを続けており、成長性が期待されていた銘柄としては厳しい評価となっています。

以下は上場前後からの業績推移です。

2.事業動向

三機サービスは、パナソニック製の大型空調機の保守と、小売店や外食店向けの施設総合メンテナンスが主力事業となります。
スーパーのライフやセブンイレブンからの大型受注もあり、ここ数年は売上が大きく伸長しました。

当期については、空調機の保守に関連した改修工事が不振だったようで、決算資料では「通期で見込んでいた利益率の高い省エネ工事案件の多くが翌期以降に期ずれを起こした」といった説明がなされています。

同社の売上はストック型が過半を占めるものの、利益ベースで見ると顧客の設備投資に左右される工事部門の占める比率が大きいようです。

大型空調機の省エネ工事なんてものを頻繁に実施するとは思えないので、利益の源泉になっていた工事部門はおおむね顧客の需要を満たしてしまい、しばらく低迷が続くのかもしれません。

3.まとめ

決算を受けて、時間外取引では株価が暴落しています。
僕もたまらず一度持ち株をすべて処分しました。


ただ、株価がここまで下げると配当利回りは3%、株主優待でクオカード1,000円が貰えるため、1単元の総合利回りが約4%になります。

ビジネスモデルや市場構造、戦略等を見ると期待したくなる銘柄ですので、数枚を握りしめて暫く気絶していようかと思います。

はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(クソデカ溜息)

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