情報システム業界は資産バリュー株の宝庫

情報システムの開発から運用を行っている企業といえば、NTTデータや日本IBM、富士通といった大企業が有名ですが、中堅以下にも多数の上場企業が存在しています。

この「中堅以下のシステム会社」というカテゴリーは、資産バリュー寄りの投資家にとって、実に魅力的な投資先であると思っています。

例えば、正味流動資産(流動資産-総負債)以下の株価で買える、予想PER10倍以下の企業といった条件で探してみると、今日の終値を基準にしてざっと10社以上が見つかるような状況です。



また、これは個人的な趣味も入った意見ですが、この業界の魅力として・・・・

1.知名度が無いこと
投資家の注目を集めるセクターではありませんし、事業内容も普通の人には分かりにくいことから、株価が割安になる傾向があります。

2.業績が比較的安定していること
システムの運用・保守といったストック型のビジネスを行っている企業が多く、業績の安定している企業が多い。

3.資産の内容が良いこと
たな卸資産や工場設備などの資産を持たないため、小売業や卸売業、製造業などと比べ資産の質が良い傾向があります。これは、在庫投資や設備投資が少なく済むということでもあり、キャッシュフローの面からも魅力です。

・・・といった特徴があるので、単に指標面で安いというだけでなく、投資先としても優れているかと思います。


※本記事は、旧ブログで2012年に作成した記事をBloggerへ移転したものです。

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