ロジザード(4391)|22年6月期ざっくりレビュー

ロジザード(4391)が2022年6月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は+6.1%の増収、営業利益は+6.8%の増益となりました。

以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

ロジザードは、EC通販を行っているメーカー、流通業、3PL企業向けの倉庫在庫管理システムを提供しています。

同社のシステムは、主に入出荷作業や棚卸支援機能を有するものであり、荷主が自社貨物に利用する場合は月額固定料金、3PL企業が使用する場合は、荷主毎の月額利用料と取扱量に合せた従量料金を得ています。

当期については、顧客数が前期比+92件(+6.6%増)と伸長し、主力のクラウドサービス利用料が1,372百万円(前期比+8.1%増)が増加しました。

また上場以来初の配当を実施し、今後も配当性向20%を目安に還元を行っていくとの方針が示されました。

3.まとめ

来期の業績については、当期利益が▲41%の大幅減益を見込んでいます。

説明資料の中では、「コロナ禍を経た新常態に対応する物流ニーズの変化を早期にキャッチアップすることでさらなる成長を目指す。先行投資は、当該期の損益計算書(PL)に影響するため、減益を見込む。」との記載があります。
内容は判然としませんが、採用を強化する旨の説明がありますので労務費の増を織り込んでいるのかもしれません。

確かコロナ初年度の2年前の決算時もそうですが、ここは変な数値の来期ガイダンスを出す傾向があるので、「あぁ、またか()」とがっかりしました。

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