フジ・コーポレーション(7605)が2020年10月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。
1.決算概況
売上高は▲2.6%の減収、営業利益は▲9.9%の減益となりました。
以下は長期の業績推移となります。
2.事業動向
フジ・コーポレーションは、東日本地域を中心にタイヤ・ホイールの専門店を展開する企業です。
独立系のタイヤ小売企業としては国内最大手であり、仕入れ面での規模の経済と、先進的な物流センターを武器に、メーカー系列の小売店やオートバックス等の総合カー用品店からシェアを奪っています。
当期の業績ですが、1Qには消費税増税前の駆け込み需要の反動減、2Q以降は新型コロナウイルスの感染拡大と厳しい環境ではありましたが、会社予想・四季報予想を大幅に上回っての着地となりました。
なお品種別・販路別の売上は以下の通りです。
3.まとめ
フジ・コーポは元より成長力のある企業ですが、「消費者のクルマ移動の選好」「郊外中心の店舗網」「通販チャネルにも強い点」等をふまえると、Withコロナ・アフターコロナどちらにも対応できるのではないかと思います。
予想PERも10倍以下ですので、バリュー投資家でも買いやすい株価水準ではないでしょうか。
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