萩原工業(7856)|19年10月期ざっくりレビュー

萩原工業(7856)が2019年10月期決算を発表しましたので、ざっくりと確認しました。

1.決算概況


売上高は12.1%の増収、営業利益は+1.4%の増益となりました。

以下は長期の業績推移です。

2.事業動向

萩原工業は、ブルーシートや土のう、コンクリート補強材等を扱っている「合成樹脂加工製品事業」と、シート状の材料を切断する機械を販売する「機械製品事業」の2事業を展開しています。

合成樹脂加工製品事業は、売上高236億74百万円(前期比+13.5%)、営業利益は19億34百万円(前期比+0.9%)と増収・微増益となりました。
景気減速の影響はあるものの、災害多発のためシート類の需要が高水準となったほか、東洋平成ポリマーの買収によって売上が嵩上げされました。

機械製品事業についても、売上高59億73百万円(前期比+6.6%)、営業利益は7億88百万円(+2.7%)と堅調だった模様です。

決算説明資料から連単・地域別の動向を見ると、海外子会社(インドネシア・中国)が苦戦しているようですね。
「萩原工業2019年10月期 決算説明資料」を一部加工

3.まとめ

優待枠として保有している銘柄なので、まぁ無難な決算だなと思いました。

決算と合わせて「新中期経営計画(UPGRADE For Next 60)策定のお知らせ」も開示しています。

手堅い感じで嫌いじゃありません。
BSの方にも目配せをして、資産効率の目標を掲げているところは良いと思います。

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